遺言書の文例サンプルの記事一覧

遺言書の一部を変更する場合

        遺言書

遺言者山田太郎は、○年○月○日に作成した公正証書遺言の第一項を取り消し、次のように変更する。

1.次の財産を妻花子に相続させる。

  ○○銀行○○支店 普通口座1234567 の預金全額。

 平成○○年○月○日
                               遺言者 山田太郎 ㊞

解説:
遺言書の一部のみを取り消し、その部分に新たに一文を加える事もできます。
古い遺言書は、取り消されていない部分について有効です。

これも全部取り消しや一部取り消しの場合と同じように、
取り消したい遺言と違う方式で取り消してもかまいません。
公正証書遺言を自筆証書遺言で取り消す事も可能ということです。

また、変更したい遺言書が自筆証書遺言であれば、直接、加除修正を加えるという方法もあります。

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2009年05月02日
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遺言書の一部を取り消す場合

        遺言書

遺言者山田太郎は、○年○月○日に作成した公正証書遺言中、第一項を取り消す。

 平成○○年○月○日
                               遺言者 山田太郎 ㊞

解説:
以前にした遺言の一部のみを遺言によって取り消す事もできます。
「第○項を取り消す」のような形で取り消す箇所を指定します。

一部を取り消された遺言の取り消されていない部分については有効となります。

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2009年05月02日
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遺言の全てを取り消す場合

        遺言書

遺言者山田太郎は、本日以前に作成した遺言書を全て取り消す。

 平成○○年○月○日
                               遺言者 山田太郎 ㊞

または、

        遺言書

遺言者山田太郎は、次のように遺言する。

遺言者山田太郎は、○年○月○日に作成した公正証書遺言のすべてを取り消す。

 平成○○年○月○日
                               遺言者 山田太郎 ㊞

解説:
遺言書の取り消しは自由にできます。
また、作成した遺言と違う形式でも取り消す事ができます。
例えば、公正証書遺言で作成した場合でも、自筆証書遺言によって取り消す事ができるという事です。

さらに、自筆証書遺言であれば、単純に取り消したい遺言書を破棄するという方法もあります。

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2009年05月02日
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遺言によって子を認知する場合

        遺言書

遺言者山田太郎は、次のように遺言する。

1.遺言者山田太郎と佐藤愛子の間に生まれた次の子を、自分の子として認知する。

  本籍 愛知県名古屋市○○区○○町○○番地
  住所 本籍と同じ
  氏名 佐藤三郎
  生年月日 昭和○○年○月○日
  戸籍筆頭者 佐藤愛子

  ( 中 略 )

5.本遺言の遺言執行者に次の者を指定する。

  東京都新宿区○○町○○番地 行政書士 行政太郎

 平成○○年○月○日
                               遺言者 山田太郎 ㊞

解説:
遺言によって子を認知するときの遺言書の文例です。
子の認知は生前行為でも遺言でもする事ができます。
自分が生きている間に、家族に言い出せないが、
それでも認知をしてあげたい子がいる場合などには、この方法が良いかもしれません。

認知の届出は、遺言執行書が行いますので、
遺言執行者の指定もしておいた方が良いでしょう。

また、認知する子の本籍、住所、氏名、生年月日、戸籍筆頭者などを書いておきます。

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2009年05月02日
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相続人の廃除を取り消す場合

        遺言書

遺言者山田太郎は、次のように遺言する。

   ( 中 略 )

3.遺言者が申し立てをし、家庭裁判所の審判を受けて
  平成○年○月○日に確定した、長男一郎の相続人の廃除を取り消す。

4.本遺言の遺言執行者に次の者を指定する。

  東京都新宿区○○町○○番地 行政書士 行政太郎

 平成○○年○月○日
                               遺言者 山田太郎 ㊞

解説:
遺言によって相続人の廃除ができる事は前述しましたが、
生前に確定してた廃除を遺言によって取り消す事もできます。

この場合も、遺言執行者が申し立てる事になりますので、
遺言執行者を指定しておきます。

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2009年05月02日
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相続人を廃除する場合

        遺言書

遺言者山田太郎は、次のように遺言する。

1.全財産を妻花子に相続させる。

2.長男一郎を相続人から廃除する。
  長男一郎は、日ごろから遺言者に暴言や暴力をふるっていた。
  殴る、蹴るなどの暴力が月に1度はあり、酷い時では2時間近くに渡って暴力を受けた事がある。

3.本遺言の遺言執行者に次の者を指定する。

  東京都新宿区○○町○○番地 行政書士 行政太郎

 平成○○年○月○日
                               遺言者 山田太郎 ㊞

解説:
被相続人(遺言者)に対して、虐待、侮辱などがあった場合は、
相続人から相続権を失わせる事ができます。
これを、廃除と言います。
廃除は生前行為でもできますが、遺言ですることもできます。

遺言で廃除をする場合は、遺言執行者が必要となりますので、遺言執行者も指名します。

ただし、廃除の申し立てをしても認められない事もあります。

暴力を受けた時の録音テープや、医師の診断書など、
証拠になるものがあれば、添付しておくと良いでしょう。

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2009年05月02日
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特別受益の持ち戻しを免除する場合

        遺言書

遺言者山田太郎は、次のように遺言する。

   ( 中 略 )

5.次男二郎に事業を興すために援助した1000万円については
  特別受益の持ち戻しを免除する。

 平成○○年○月○日
                               遺言者 山田太郎 ㊞

解説:
生前に贈与したものを、遺産の前渡し分として計算する、「特別受益」という制度があります。
通常は、特別受益の分は、相続財産に戻したものとして相続分が計算されます。
これを「持ち戻し」というのですが、これを遺言によって免除する事ができます。

また、一切の特別受益の持ち戻しを免除することも、もちろん可能です。

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2009年05月01日
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遺産の分割を禁止する場合

        遺言書

遺言者山田太郎は、次のように遺言する。

1.遺言者の財産のうち、事業用の財産全てを5年間分割禁止とする。

2.第1項の財産以外を、妻花子、長男一郎、次男二郎に等分で相続させる。

 平成○○年○月○日
                               遺言者 山田太郎 ㊞

解説:
遺産の分割の禁止を指定する場合の遺言の文例です。
遺言者は、5年を限度に、遺産の一部または全部の分割を禁止する事ができます。

財産が事業のために使われている場合で、遺産分割してしまったら
事業が継続できない恐れがある時などに有効な方法です。
5年間(それよりも短くても良い)、相続人に話し合う時間を与える訳です。

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2009年05月01日
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財産の一部を寄付する場合

        遺言書

遺言者山田太郎は、次のように遺言する。

1.遺言者は、紛争・災害・病気などで苦しむ人を救うのに役立てるため
  次の財産を日本赤十字社に遺贈する。

  ○○銀行 ○○支店 普通口座1234567 の預金全額

 
2.第1項以外の財産は次のように相続分をしていする。

  妻花子   6分の3
  長男一郎  6分の1
  次男二郎  6分の1
  長女幸子  6分の1
 

 平成○○年○月○日
                               遺言者 山田太郎 ㊞

解説:
相続財産の一部を寄付する場合の遺言書の文例です。
「寄付」でも分かりますが、「遺贈」とした方が良いでしょう。
寄付する相手を特定できるように書き、寄付する動機も書いておいた方が良いでしょう。

また、寄付が相続人の遺留分を侵害する場合は、遺留分減殺請求権の対象となりますので注意してください。

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2009年05月01日
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遺言執行者を指定する場合

        遺言書

遺言者山田太郎は、次のように遺言する。

   ( 中 略 )

3.遺言者は、次の者を本遺言の遺言執行者として指定する。

  東京都港区○○町○○番地  行政書士  行政太郎

 平成○○年○月○日
                               遺言者 山田太郎 ㊞

解説:
遺言執行者を指定する場合の遺言書の文例です。
遺言執行者は、相続人に代わって、遺言の執行をします。
遺言執行者は誰でもなれますが、遺言で指定してない場合は、
家庭裁判所で選任してもらわないといけません。

遺言で、認知や廃除などをするような場合は、遺言執行者がいないとできません。
銀行や不動産の名義変更なども、遺言執行者がいた方がスムーズに済みます。

また、一方的に遺言執行者を指定する事もできますが、
いざ相続の時に断られることもありますので、
遺言執行者に指定する場合は、事前に了解を取っておくのが良いでしょう。
一般的には、遺言書を作成した時に依頼した専門家が遺言執行者に指定される事が多いようです。

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2009年05月01日
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遺贈する(相続人でない者に財産を贈る)場合

        遺言書

遺言者山田太郎は、次のように遺言する。

1.次の財産を遺言者の友人 佐藤丸男に遺贈する。

  ○○銀行 ○○支店 普通口座1234567 の預金全部

2.右以外の財産の相続分を次のように指定する。

  妻花子 2分の1
  長男一郎  4分の1
  次男二郎  4分の1

 平成○○年○月○日
                               遺言者 山田太郎 ㊞

解説:
相続人以外に財産を贈る場合の文例です。
相続人ではないので「相続させる」ではなく「遺贈する」となります。

相続人でない者、内縁の妻や愛人、友人は元より、
相続人にならない親族や、実子の配偶者などに財産を贈る時も基本的に「遺贈」になります。

また、遺贈が相続人の遺留分を侵害する場合は、遺留分減殺請求権の対象となります。

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2009年05月01日
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祭祀主宰者を指定する場合

        遺言書

遺言者山田太郎は、次のように遺言する。

1.遺言者は、長男一郎を祭祀主宰者に指定し、墓地の永代使用権、
  墓石、仏壇、位牌のほか、祭祀に必要な一切の財産を相続させる。

  長男一郎は、先祖の供養を怠らないように願う。

 平成○○年○月○日
                               遺言者 山田太郎 ㊞

解説:
遺言によって祭祀主宰者を指定する場合の文例です。
祭祀主宰者とは、簡単に言えば、お墓を守る役割の事です。

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2009年05月01日
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銀行預金等を相続させる場合

        遺言書

遺言者山田太郎は、次のように遺言する。

1.次の財産を妻花子に相続させる。

  ○○銀行 ○○支店 普通預金 口座番号12345678 の預金全額
  

 平成○○年○月○日
                               遺言者 山田太郎 ㊞

解説:
銀行預金等の相続財産がある場合の文例です。
口座番号が遺言書に記されていた方が、銀行での手続きがスムーズに進みやすいです。
郵便貯金や、積み立ての保険なども同じように書きます。

また、この文例では全額を1人が相続する形となっていますが、
例えば、
○○銀行 ○○支店 普通口座1234567の預金のうち 
1000万円を妻に、1000万円を長男に、500万円を長女にというような指定の仕方ももちろんできます。

 

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2009年05月01日
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土地や建物を相続させる場合

        遺言書

遺言者山田太郎は、次のように遺言する。

1.遺言者の所有する次の土地を妻花子に相続させる。

  東京都新宿区○○町○○番地
  宅地  152.25平方メートル
 

 平成○○年○月○日
                               遺言者 山田太郎 ㊞

解説:
土地や建物などの不動産を相続させる場合の遺言書の文例です。
不動産は、「○○町の土地」などのように特定できれば良いですが、
できれば、住所まで書いた方が良いです。
理想を言えば、登記簿に書いてある地籍で書いておけば間違いがありません。

複数の不動産や他の相続財産(銀行預金など)がある場合は、
この不動産は誰に、この不動産は誰に、というように箇条書きにして書いていきます。

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2009年05月01日
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財産の分割の方法を第三者に委託する場合

        遺言書

遺言者山田太郎は、次のように遺言する。

1.各相続人の相続分を次のように指定する。

  妻花子 2分の1
  長男一郎 4分の1
  次男二郎 4分の1

2.前項で指定した相続分について、財産の分割の方法の指定を、
  第三項で指定する遺言執行者に委任する。
 

3.遺言者は、本遺言の執行者として、次の者を指定する

  東京都新宿区○○町○○番地    行政書士 鈴木良男

 平成○○年○月○日
                               遺言者 山田太郎 ㊞

解説:
このケースでは、相続分の指定は法定相続分通りで指定し、
財産の分割方法を第三者に委託しています。
また、相続分を第三者に委託する事もできます。

遺言執行者は行政書士となっていますが、知人や友人、相続人でもなれます。

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2009年05月01日
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各相続人の相続分に差をつける場合

        遺言書

遺言者山田太郎は、次のように遺言する。

1.各相続人の相続分を次のように指定する。

  妻花子 8分の4
  長男一郎 8分の3
  次男二郎 8分の1

長男一郎の相続分が多いのは、妻花子と同居し、面倒を見てもらう為である。
次男二郎は、これに納得して、これからも家族仲良く暮らしていって欲しい。

 平成○○年○月○日
                               遺言者 山田太郎 ㊞

解説:
各相続人の相続分に差を付けたケースの遺言文例です。
このケースでは、次男の相続分が少なくなっていますが、遺留分を侵害しない範囲なので
次男は、たとえ不服であっても、遺留分減殺請求権を行使する事はできません。
しかし、法的に問題が無いというだけでは相続人の気持の整理が付かない場合もありますので
相続分が少なくなった相続人に対して、心遣いの一文を入れておく事によって
相続分を少なくされた次男の気持も少しは落ち着くかもしれません。

また、この場合でも財産目録をつけておいた方が良いのは言うまでもありません。

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2009年05月01日
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遺留分を無視した遺言をする場合

        遺言書

遺言者山田太郎は、次のように遺言する。

1.全財産を妻花子に相続させる。

 遺言者山田太郎は、妻花子が老後の生活に不自由しないように、このような遺言を残した。
一郎と二郎は、遺言者の意思を尊重し、遺留分を放棄してくれる事を望む。

 平成○○年○月○日
                               遺言者 山田太郎 ㊞

解説:
これは、妻に全財産を相続させるのですが、他の相続人の遺留分を侵害してしまう場合の遺言書の文例です。
このケースでは、本来、2人の息子には、1/4ずつの法定相続分があり、それぞれ1/8の遺留分があります。

文末に、遺言者の気持を一文入れています。
このように書いても、法的な効果はないのですが、遺留分を侵害された相続人が、
遺言者の気持を察して、納得してくれる可能性もあると言えるでしょう。
少なくとも、この最後の一文があるとないとでは、財産をもらえなかった相続人の気持は全然違うのではないでしょうか。

ですから、遺留分を無視した遺言をする場合は、遺言者の気持を一言書いておく事をお奨めします。

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2009年05月01日
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妻に全財産を相続させる場合

        遺言書

遺言者山田太郎は、次のように遺言する。

1.全財産を妻花子に相続させる。

 平成○○年○月○日
                               遺言者 山田太郎 ㊞

解説:
一番シンプルな遺言書の文例と言えるのではないでしょうか。
妻の部分は妻以外でも、仮に長男や長女などでも構いません。

ここでは単純に「全財産を相続させる」とだけ書きましたが、
「左記を含む一切の財産を妻花子に相続させる」と書き
一部の財産を書き出しておくような書き方でもかまいません。

また、相続人は、「全財産」と言われても、どれくらいが全財産なのか
調査するのが大変ですので、財産目録などを別途作成して
同封しておくと良いでしょう。

注意しなければならないのは、他に相続人がいるときは、
その相続人の遺留分を侵害してしまう場合があるということです。
遺留分を無視した遺言を残す場合は、相続人に納得を求める一文を
入れておいた方が相続手続きがスムーズにすすみ易いと言えるでしょう。
そのような時の遺言書の書き方の文例は、「遺言書の文例サンプル」を参考にしてください。

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2009年05月01日
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